cote & ciel isar (Mサイズ)は僕には向いていなかった件
さて、各所で大人気なcote & cielのisar(コートエシエル・イザール)ですが、いつのまにか僕も購入しちゃったりしてました。
結論から言うと(というかタイトル通りなのですが)僕には合いませんでした。Amazonの並行輸入品だったので多少は安かったのですが、やはり2万くらししたのでちょっとショックでしたね・・・
購入する前にも下調べはしたのですが、実際レビューを検索してみると「すばらしい!」「使いやすい!」のレビューばっかりだったんですね。
もう好きになっちゃった人たちだと、どうしても、「使用する上でここが気にはなる。でもそれを補って余りある程に〇〇が□□で好き!」みたいなレビューになっちゃいます。そうするとどうでしょう、ほとんどが同じようなレビュー記事になっているんです。
僕も含め購入を迷っている一般人からすると逆に、”使いづらいと思ったところを片っ端から挙げた辛口レビュー”というのを読んで判断材料にしたいワケです。
そこで、「使ってみたけど合わなかったなー」というこの僕が人柱になり、そういったレビューを書いていきたいと思います。
良いところについては他の方の記事をご覧くださいm(_ _)m
重い
重いです。Amazonには1700gとの記載がありました。(公式サイトには重量は書いてなかったです。)比重とかの関係で一概には言えませんが、500mlペットボトル3つ分くらいってことになりますよね。いくら人間工学を用いた構造とはいえ重いものは重い。
確かに背負いやすさはありますが、長年のリュック歴からすると「リュックはいくら軽くても一日の終わりには肩にのしかかってくる」のです。軽いに越したことはありません。というかそもそも人間工学ってなんだ。
やはりガジェット類は取り出しづらい
Mサイズはラップトップ・コンパートメント(ガジェット類を入れる、クッション付きのところ)が肩ストラップの内側にあります。
セキュリティ的に安心とは言いますが、普通のリュックにしたって果たして気付かれずに中の物をかすめ取れる凄腕のスリなどいるのでしょうか?いやいない(反語)
ミニマリストしぶさんが使っているSサイズはこの辺、ストラップの外からアクセスできるみたいなんで、使いやすそうですね。
入れすぎると膨らんで不格好になる
このリュックのウリであるラップトップ・コンパートメントはガジェット用のクッションがしっかりしているため、何も入れていなくてもある程度の厚みが出てしまいます。
ひとつ例を挙げると、僕はスノボに行ったときにこれを使いました。荷物は圧縮袋に入れたウェアと着替え、アメニティなどだったのですが、「思いの外厚くなったな」という感じになりました。
そしてメイン・コンパートメントのアジャストベルトを伸ばして使用したのですが、なんというか”貝”(もしくは具が多めの餃子)のようになってしまい、せっかくのシルエットが台無しになってしまいました。これは薄く使ってなんぼのようです。そもそものウリはラップトップ・コンパートメントですからね。
収納力
公式含めどこにもリットル表記がなかったのですが、大きさの割にあんまり入んないかなと言った感想です(他のレビューブログによると30無いくらい)。
というのも(スノボに行った例だと)スノボのウェアはメイン・コンパートメントに入れて、着替えも同じ場所に入れました。そうするとメインはほぼいっぱいになります。
すると、あと使える場所といえばラップトップ・コンパートメントになるわけですが、ガジェット収納の特化性はさすがといえども、その弊害としてそれ以外の用途には弱くなってしまっているのです。
あと「大きさの割に〜」という感想には、大きいものが入らないということも含まれています。例えばシュラフ(寝袋)はメインにも入りません。
「それじゃそもそも用途がちげーよ」「野宿民は黙ってろ」というご意見ごもっともですが、素材の撥水性や丈夫さも含め、僕はそういったアウトドア用途も含めて購入したのでちょっと残念でした。
電車で前に抱えると苦しい
んです。これは個人的にけっこうイヤでした。
電車などの公共交通機関では防犯と周りへの配慮を兼ねて、前に抱え直すのがマナーとして広まってきていますが、このリュックは前に抱えると首が締まります(笑)
この、把手が、首にぐいぐい来るのです。丈夫に作られているので、たぶんここは柔らかくならない。
ジッパーがうるさい
ラップトップ側はそうでも無いんですが、メイン側のほうはうるさいです。
オシャレなカフェにオシャレなバッグで行って、荷物を出そうとしてジッパーの音が大きいのはなんかヤだなと(笑)
あとアメニティや着替えはこちらに入れると思うので、複数人で旅行に行ったときに夜間これを開け閉めするとヒンシュクを買います(笑)
そこまで気にならなかったところ
まとめて挙げてみます。
硬さ
これ関しては「使っているうちに柔らかくなってくる」とのことですが、僕は硬くてもあまり気にならなかったです。たぶん硬いほうが背負いやすい。
サイズ
背が小さい人が背負っていると確かに「背負われてる感」はありますが・・・
まとめ
とはいえ、シュラフを入れたりしなければ1泊や2泊は余裕なので、僕みたいな使い方をしなければ優秀なリュックだと思います。ガジェット類もクッションによって守られますしね。
なので、
向いている人
・PCが収納できてデザイン性も良いリュックが欲しい
・デメリットを含めてもやっぱりデザインが好き!
・「ぼく、ミニマリストです」
・スティーブ・ジョブズのファン
というような人
逆に向かない人は
・PCを持ち歩かない
・重いカバンはイヤだ
・なんか意外と街で見かけない?
というような人だと思います。
僕はそもそもPCをほとんど持ち歩かず、せいぜいiPad miniくらいです。今の時代、PCでできることもスマホでできることが多いし、今の僕にはわざわざ出先でPC開く場面も少ないので。(家に帰ってから作業すれば良いということです。)
なので、PCを持ち歩かない人はこれにする必要はないんじゃないかというのが、正直な感想です。
ということで、そもそも僕には向いていなかったということですね。
売るなりして手放そうかと思います〜