スズキノザッキ

アニメオタク&ミニマリスト(半ば)な庶民派レビューのブログ

B&O の「Beoplay E8」レビュー

物欲に負けました。ハイ。

衝動買いという訳ではなく、以前から欲しいと思っていたモノではあるのです。しかし、いま住んでいる所は田舎であるため、移動は基本、車。なので、必要性の観点から購入を躊躇していたのです。お値段もなかなか張りますからね・・・(およそ3万円!これが一番の理由。)
しかしこの度、ちょっと遠出する用ができたので「どれくらい便利か、試してみる良い機会かも知れない」と自分を騙し思い、購入に至りました。
<2018.11.23追記・編集>
 

 

邂逅

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白ベースにナチュラルテイストな写真が載った、シンプルな箱です。

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ギギギ、開けづらい。ちょっとピッタリしすぎ・・・。

開けたところはこんな感じです。

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この下にケーブルやらイヤーピースやらが入っています。

 

 

見た目・仕様

デンマークのブランド「B&O(バング・アンド・オルフセン)」の逸品。

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北欧のメーカーということで北欧らしく(?)シンプルだが地味ではない、洗練されたデザインです。

そしてこのイヤホン、イヤホン側から操作が可能なのですが物理ボタン式ではなく、何とタッチパネルです(ロゴマークのところ)。フィードバックが無いため慣れが必要ではありますが、これがデザインのスマートさに貢献しています。

また気になる防塵・防水についてですが、公式サイトには素材的に汗や水に強いとだけでIP値は記されていませんでした。過信しないほうが良いでしょう。

 

 

接続について

さて、最初のペアリングは一般的なBT機器と流れは同じでしょう。

  1. ケースから取り出し右側をタップ(これが電源オンの動作)
  2. 左右を近づけて両方をロングタップ
  3. 右側についているランプが青くなったら
  4. バイス側で探して選ぶ

といった感じです。

 

それ以降の接続方法は、

  1. ケースから取り出し右側をタップ
  2. バイス側をBTオンに
  3. 接続!

となります。ね?簡単でしょう?

 

 

左右独立、完全ワイヤレス

僕は今まで外でイヤホンを使うときは、ELECOMのBTレシーバーを使っていました。

この「レシーバーだけ」のモノを選んだ理由は、「イヤホンは好きなものを使いたいから」でした。実際その時使っていたshureのse215は結構お気に入りだったので。失くしましたけど・・・

 

まあさておき、このE8は完全ワイヤレスです。

レシーバーの時もスマホに直接接続ではないのでそれほど煩わしくは無かったのですが、ケーブルが一切無いというのは新境地で、びっくりするほど快適です。

装着感というか「落ちないの?」という心配は僕もあったのですが、耳の形にフィットしてくるので、ちょっと走っても問題ありませんでした。

 

 

イヤホン側で操作が可能

このイヤホンは本体側のタップ操作で

  • 曲の停止、再生
  • 曲送り、曲戻し
  • ボリューム調整
  • 通話への応答、終了、拒否
  • SiriやGoogle音声検索の呼び出し
  • Tranceparencyモード(後述)

といった操作を行うことができます。

1回、2回、3回、長押し、かつ左右どちらをタップするかというのを使い分けてこの操作を実行するので、なんか暗号を使いこなしているみたいで一人でカッコよさに浸れます。

※詳しい操作方法はこちら⇒Beoplay E8 公式操作マニュアル(pdf)

 

ただいくつか気になる点はあります。

 
気になる①音量調節

まず音量調整です。

これは長押し操作なんですが、「押す長さにかかわらず1段階上がる」ではなく「長押し判定が開始してから離すまで上がり続ける」ため、判定の始まりと上がるスピードを把握するのが難しいです。

またAndroidバイスだとデバイス音量とイヤホン音量は別概念のようなのですが、iOSバイスだと同じようです。(イヤホン側の音量操作でiPadの音量表示が出ました)

 

気になる②タップの振動が耳に伝わる・・・

またもうひとつの気になる点が、イヤホン本体をタップすることになるので「ボンッ」って感じの音が直に耳に伝わるということですかね。イヤホンを付けてちょっと指の腹で叩いてみるとイメージがつかみやすいかと。

まあ本体側で操作できることの中でスマホ側で操作できないことはほとんど無い(Tranceparencyモードくらい?)ので、これがイヤな場合はスマホ側で操作しちゃいましょう。

 
 

周囲の音を拾える!Tranceparencyモード

このイヤホンは、左側を1タップすると周囲の音が聞こえるモードになるのです。
これはイヤホンが周囲の音を集音して鳴らしているみたいで、仕組みとしては補聴器のようなものなのでしょうか。単に音量が小さくなるのとは違います。
またこのモードには3つのレベルがあり、
  • 音楽なし、集音のみ
  • 音量小、集音も小さめ
  • 音量若干小、集音さらに小さく
というのを専用アプリから選ぶことができます。
 
電車でアナウンスを聞くときとかレジなどで店員さんと応対するときのような周囲に気を配りたい場面で、イヤホンを外さずに周りの音を聞くことができるわけですね。
これにより、左右独立式あるあるの「外した時に手が滑って落として、どこか行っちゃう・・・」なんてことが起こらずに済みますね。
 
 

満足の電池容量

実はこの「電池持ち」が、このイヤホンを選んだ決め手でもあります。

これと迷っていたH5のほうが実はデザイン的に好みだったんですが、連続再生が5時間だったんですよね…

Bang & Olufsen ワイヤレスイヤホン Beoplay H5

対してE8の駆動時間の公式発表値は、

  • 本体は約4時間連続再生可能
  • かつケースで2回分充電可能

ということで、つまり合計で12時間も再充電不要ということになります。通勤・通学などで使う人でも、2~3日はいけそうですね。

またコンセントがある環境に居ない、というのは現代社会においてほとんどないと思うので、こまめにケースを充電しておけば充電切れの心配はなさそうですね。

 

ちなみに、20分充電でおよそ1時間の再生が可能らしいです。まあそんなキワキワの充電になってまで「音楽聞きたいィ!!」ってなることは無いと思いますが。

なっちゃう人は色んな意味でヤバいと思うので、一旦冷静になっておとなしく全裸で待ちましょう。

 

 

アプリとの連携で自分好みにカスタマイズ!

B&Oには、専用のスマホアプリがあります。これでイコライザーや、前述のTranceparencyモードのレベル選択などができます。

イコライザーというと、つまみがいくつかあって、それぞれ高さを調節して…といったモノを思い浮かべるかと思います。オーディオ素人の僕には、いまいちアレの使い方がわからず、「この音を 鳴らしたいのに なぜ鳴らぬ」と一句詠んでしまいます。

 

ですがこちらのアプリ・・・

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こんな感じで、4象限でそれぞれ属性を示しており、自分の気に入ったバランスのところにこの白玉(?)を移動させるという仕組みです。

聞きながら調整できるので、直観的で非常にわかりやすいです。すばらしい。

なおイヤホンの音質についても、このイコライザー調整でカバーできると思います。僕も最初は「ちょっとこもった感じがするなー?」と思っていたのですが、これにより好みの音にすることができました。

もちろんイコライザーを保存することもできるので、ジャンルによって使い分けることも可能です。

 

 

<追記>繋がりにくいときは・・・(2018.11.23)

半年以上使ってみていろいろとうまくいかない状況を体験してきたので、追記したいと思います。

繋がっているのに音楽が鳴らない?

ということがありました。ペアリングは出来ているのに音楽を再生をしても鳴らず、「繋がっているのになぜ・・・?」と思い(スピーカーから鳴っていたかどうかは忘れた)、結局一度ペアリングを解除し再度接続しました。

数日後、自宅にて同じような症状に。しかし冷静になり設定画面を開きました。

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あれ?メディアがオフになっとるやん・・・

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これでよし。なんともマヌケでした。

片耳が聞こえない?

具体的には左耳ですね。左が聞こえないことがあるのです。

バイスからの受信の役割は右耳が担っているので、右側との接続がうまくいっていないと思われるのですがよくわかりません。

電源オン時に左右が近くに無かったから(15cm以内とどこかに書いてあったような)とか、デバイスとの接続時に左右が近くに無かったからとかいろいろ考えてみたんですがよくわかりません。

 

そんな時は困ったときの『ペアリングし直し』です!さっさと決断して好きな音楽を聴きましょう!(笑)

 

 

総括:買ってよかった!

総括としては「買ってよかった」という気持ちにさせてくれました。

単純に所有欲を満たしてくれる完成度ですし、Tranceparencyやイコライザーをただいじくっているだけでも楽しい。

冒頭でも書いた通り、現在僕は車移動が主なので、なかなか公共交通機関で音楽を聴きながら黄昏るということができなくなっていますが、今後外出の際は持ち歩いて、カフェなどで積極的にドヤっていこうと思います。

 

それでは~