スズキノザッキ

アニメオタク&ミニマリスト(半ば)な庶民派レビューのブログ

カセットガスバーナー対決![IWATANI CB-JCB] vs [SOTO ST-310]

外であったかいものを食べたり飲んだりするのは気持ちがいいですよね。

 

こういう時に熱源を手に入れるのは、多くの人がガスを使うと思います。焚き火は準備とか後片付けとかあるし場所を選びますからね。僕も一人では焚き火はしたことがありません。

 

僕は入手し易さと値段の安さからカセット缶を使うことにしているのですが、カセット缶を使用したバーナーの2大巨塔(?)である、

「IWATANI CB-JCB」(以下、IWATANI)

と「SOTO ST-310」(以下、SOTO)

を、諸事情から両方揃えてしまったので、比較してみたいと思います。

 

 

展開した感じ


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必要とする足場はSOTOのほうが広いです。

IWATANIは狭い足場でも置くことができます。

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▲だいたい15cm四方くらい

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▲こちらは12cm四方くらい

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▲ ちなみに天面(ゴトク)の広さ。15cmくらい。

占有する面積としては似たような感じなのですが、やはりSOTOのほうが大きく感じます。

 

ガス缶の取り付け口


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ガス缶の取り付け方は同じです。押し込んで、右に回す。

 

調節ツマミとスターターの位置


こちらは結構違いがあるので、好みが分かれるところだと思います。

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まずIWATANIのスターターは、調節ツマミの上に、左向きに設置されています。

調節ツマミは直径2cm弱でとても操作しやすいです。

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分かりづらいですがSOTOは調節ツマミの下、手前向きにスターターが設置されています。

調節ツマミはこのクリップみたいなやつで、何も書いてないですが、左に回すとガス口を開く(火を強くする)ようになっています。ここも両方同じですね。

 

ちなみにコレに関しては両方にそれぞれ一言申し上げたいトコロがあって、

まずSOTOは、ツマミの「遊び」がIWATANIに比べて多くなっていて、だいたい1回転半くらい回さないとガスが出ないところです。ちょっと長いかなーと思います。

最初、ちょっとずつやってもなかなかガスが出なくて、のぞき込んだら前髪が燃えました。花火か。

 

また、IWATANIはスターターの位置がちょっと窮屈であり、せめてこの右側に付けてくれたら着火しやすかったのになぁと思っています。

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重量


アウトドアギアでは結構重要な項目、「重さ」です。

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ちょっと見づらいですが、IWATANIは274g、SOTOは346gです。

この差は大きく、普通に手で持って比べてもわかるくらいです。IWATANIのほうがゴツイ感じがしますけどね。

 

ちなみに入れ物は、IWATANIはハードケースで70g、SOTOは巾着袋で11gです。合わせるとIWATANIが344g、SOTOが357gです。なんかだいたい同じくらいになりましたね。

ハードケースな分IWATANIの方がコンパクトで、パッキング時の収まりは良いです。

逆にSOTOはナイロンっぽいただの巾着袋なので場所を取らず、テキトーにポケットなどに突っ込んでおくことができます。

 

設営の容易さ


大本命、設営の容易さです。

しかし比較する前に言ってしまいますが、これはSOTOの勝ちです

コレ目当てで、IWATANI持っていたのにSOTOを購入したわけなので・・・

 

Youtubeとかで見てもらえれば分かると思うんですが、SOTOはヒョイヒョイっと足を広げるだけなんですが、IWATANIはゴトクと脚をそれぞれ”巴”のような感じで動かしていかなければならないので結構面倒です。

ちなみに僕が設営すると、SOTOが7秒で完了するのに対し、IWATANIは23秒かかってしまいました。

畳むときもSOTOは足の付け根のバネを押し込んでパタパタと畳んで終わりなのに対し、IWATANIは設営時の逆再生なので同じくらい時間がかかります。

 

お値段


両方とも多少の変動があるものの、現在はIWATANIのほうが4000円(僕が買った時は3500円)くらい、SOTOのほうが5000円くらいなので平均して1000円強の差があります。

SOTOは単品のものと、シェラカップとガス缶の3点セットのがあります。

なぜか単品のほうが高いという謎。

 

まとめ


これだけ比較勝負でIWATANIが勝っているのにアレなんですが、現在僕がメインで使っているのはSOTOのほうです。

やっぱり設営の簡単さって重要です。

僕は基本アホなので、あの”巴”みたいな設営の仕方がいつになってもスムーズにできないんですよね・・・というかたぶんスムーズにできたとしても、SOTOの速さにはかなわないと思います。

アウトドアギアって、えてしてコンパクトに収納できるモノは設営が面倒な傾向にありますからね。

 

IWATANIのほうは、このまま眠らせておくのももったいないので、売るか友人に譲るかしてしまいたいと思っています。

 

今回は軽さと小ささより、簡単さを取ることにしました。

 

それでは~