スズキノザッキ

アニメオタク&ミニマリスト(半ば)な庶民派レビューのブログ

無駄を生む日本人の心理

断捨離やミニマリストブームなどからわかるように、生活の中の”無駄”を失くそうという風潮が強まっています。

「若者の~離れ」と揶揄されたりもしますが、バブリーな価値観から抜け出せない人たちとは違って、若者・というか現実を見ている人たちは、無駄なものをちゃんと見極めているんですーと反論。実際もう定年までわずかで、人生の「上がり」が見えている人たちと、公的年金すら出ないことが目に見えてる若者では考えるべきことが違うんですよ。まあさておき。

 

そこで今回は「現代社会で不要なモノを挙げていこう!」というのではなく、その無駄を生む考え方そのものというのを、大雑把ですが挙げていこうと思います。

 

 

見栄


いろんなミニマリストから不要と言われている「見栄」ですね。逆にこれを捨てられたらほぼミニマリストに成れたといっても過言ではないのでしょうか。

 

OLのブランド合戦とか、あとは高級時計マンに多く見られますね。「社会人になったんだから○○は□□万円以上のものを着けなきゃ」みたいな。

ひとつ小噺なんですが、数日前に母が「ピアスを片方失くしてしまって同じ型のものを片方だけ買ったら両方とほぼ変わらない値段だった」という話をしてきました。聞いたらびっくりの値段で、なんでそんなに高いのかを聞いたら素材が18金だからとのこと。

金属アレルギーがあると言うので「医療用ステンレスを使ったピアスとかあるよ」と言ってみたら「この年になってステンレスはw」と言い返されました。長くなりましたが、要はそういうことなんですよね。

 

お付き合い


異性とのお付き合いだったら心躍るワードなのですが、「ご近所付き合い」のほうのニュアンスです。特に田舎部になるほど、これが増えていく気がします。行き過ぎたコレはただ暑苦しく、鬱陶しいだけです。

ひとつ聞いた話なのですが、保険業者には「お付き合い加入」というワードが存在するそうです。お年寄り世代にとっては保険の「お付き合い加入」は当たり前のようですが、僕には他人に無駄な出費を強いてくることには全く理解できません。壺の押し売りと同じじゃないですか。内容をよく吟味しないで加入する保険はお金の無駄と同義ですからね。

 

また、少し言葉を変えると「恩」に似るのかもしれません。「あの時お世話になったから」といったものですね。人によってはそれ目当てで恩を着せてくることもありますし、縛られすぎてもよくないものですよね。

 

世間体


これを守らないと体裁が悪い、みたいなものですね。改めて考えてみると漠然としていて言葉にしづらい。

「人の目を窺う」とか「空気を読む」とか、あとは「流行」も当てはまるんでしょうかね。

例を挙げると、オタク仲間と物販に行って、何か買わないといけない気持ちになって、それほど欲しくもないモノを買ってしまったり、自分ではカッコいいと思っていない服装でも、流行に遅れると馬鹿にされるからいちいち流行を追って買ってみたり。

本当にそれが欲しいモノだったり、その服装が好きだったりしたらそれでも良いと思うんですが、一度自分の価値観と向き合ってみた方が良いんじゃないかなと思うことは多々あります。

一時期の「青シャツ&ベージュチノパン」の大学生みたいなものです。僕は陰で「量産型」と呼んでいましたが。

 

固定概念 


世間体と地続きみたいなものですが。「これはこういうものである」とか「こういうときはこうしなきゃいけない」ということです。しきたりというか、人を縛るものが日本には多く存在しますよね。

例としては「結婚は(○○歳くらいには)しなきゃいけないものだ」とか「若者はたくさん食べなきゃだめだ」みたいなものですね。

特に「若者」縛りは多すぎてイヤになります。そう言ってくるのはだいたい持病だらけのデブオヤジたちなので、「その若いうちにいろいろと無理をした結果が、あなたたちの今の健康状態、体形でしょう?」と毎回思っています。

 

まとめ


さて、ここまでくると僕がそーとードライな人間なんじゃないかと思うのではないでしょうか。僕もそう感じてきています(笑)

 

挙げてきたことをまとめると、無駄を生む考えというのは「他人にどうみられるか」ということを気にすることとイコールになります。

実際、メディアに出る人や目立ちたい・有名になりたい人でなければ、こんなの気にする事じゃありません。僕は大学生の時に気付いたのですが、思ったほど「他人は自分のことなんて見ちゃいない」んです。自意識過剰は捨ててしまいましょう。

むしろ自分の好きなスタイルを貫いた方がカッコいいということもありますよ。まあ清潔感は最低限必要ですけどね。

  

「じゃあ物欲による消費は無駄じゃないのか!」と反論されそうですが、僕は自分の価値観によって決定されたことは無駄ではないと思っています。他人にどう言われようと。自分がどうしても欲しいモノを手に入れるのと、周りが持っているから・流行に乗り遅れるから手に入れるのでは、前者が良いに決まっていますよね。自分の価値観を信じましょう。

 

さて、ミニマリストの先達のパクりじゃねーかと僕自身も書き終えて思っているわけですが、それだけ「これは無駄だ」という定説ができあがってきていることを証明しているのだと思います。

 

そんな感じで言い逃れで締めつつ終わりたいと思います。

 

それでは!(強引)